大学概要【2023年度実施分】アジアの現状と進出企業研究

経済学部

アジアの現状と進出企業研究
実施責任者:佐土井 有里

本取組は、①アジア進出企業の現状とアジア進出に携わった駐在者の体験談を聞き、企業訪問を通して、学生たち自らが日本とアジア諸国のつながりを考える、②現地の学生と協力?協働することについて討議する機会を与える、の2点である。
アジア駐在体験者や現地学生との討議は重要と考え、WEB会議による学生討議の機会と、現地訪問の機会を作り、直接海外とつながることにより、チャレンジと緊張感をもって楽しむことを目指す。

ACTIVITY

ベトナムのハノイ経営工科大学にて“Special Cultural Values of Vietnam and Japan”学生研究交流会実施

2023/10/13

 ベトナム国際フィールドワークを2023年9月1日~8日(8日間)に実施した。この研修では、前期授業を通してベトナムに関する歴史、文化、経済、企業活動、価値観等多方面から事前研修を行った上で、現地研修に臨んだ。また、現地での協定校ハノイ経営工科大学との学生交流会や発表会に向けての学生達のプレゼンテーションも事前研修中に作成?英語発表練習し、現地発表を行った。
 学生交流会「Special Cultural Values of Vietnam and Japan」(9月4日13:30~17:00)では、ベトナム?日本双方の学生達が英語でプレゼンテーションを行い、双方の文化や価値観の相違点とその理由や背後にある歴史や考え方について自由に討議を行った。

タイ?タマサート大学との学生SDGs研究発表実施報告

2023/10/13

 本研究は発展の著しいタイにおいて、SDGs活動が、一般社会、企業、大学や学生の間においてどのように行われているのか、またその意識付けについて考える事を目的として実施した。そのために、タイのタマサート大学経済学部学生と研究交流会を開催し、タイと日本の学生達が討議する機会を設けた。
 まず、準備段階として、佐土井ゼミでは4月~5月に学生達がSDGsの日本の自治体や企業での考えや取り組みについて学び、その後6チームに分かれ、各グループが自ら取り組むSDGsのアイデアを練り、プレゼンテーションを6月中に作り上げた。SDGs案を作り上げる過程では、ゼミのOB(地方自治体、企業関係者たち)に逐次社会人の視点からのアドバイスを受けた。事前の発表の場として、7月5日(水)15:00~18:00に企業向けSDGs 発表会を開催し、約30社の企業担当者からの質疑応答に対応した。企業の方々から具体的なアドバイスやご指摘を多くいただき、更に社会人の目からSDGsに取り組む姿勢や目的を考える有意義な機会となった。
 タイ?タマサート大学との研究発表会参加のため、8月4日よりタイ?バンコク入りし、8月7日にバンコクの王宮の隣にあるタマサート大学経済学部を訪問し、1日経済学部の教員や学生達とのSDGs発表討論会とその後の交流会を実施した。タマサート大学はタイのトップレベルの大学で、学生たちの意識も高く、当日は経済学部の大学院生、学部生約20名のタイ側参加者と名城大学経済学部2年?3年の26名での研究会となった。
 まず、タマサート大学経済学部Prof. Dr. Peera Charoenpornと佐土井による両校からの挨拶や趣旨説明の後、5本のSDGs案を学生26名全員が発表した。
 タマサート大学の学生や教授からタイとの相違点や共通点といった観点からの質問を多く受け、討議した。タマサート大学の学生は意欲的な学生が多く日本の学生達は非常に強い刺激を受け、また、タイで自分たちの考えたSDGsについての提案策を英語で発表するという貴重な機会を持つことで非常に良い経験になった。
 全体を通して、今回の研修はタイの経済発展を直接体感し、タマサート大学経済学部の学生と直接討議?交流することにより、多様性を知り、チャレンジ精神を養い、また、緊張感をもって楽しみ、異文化や発展するタイのエネルギーを体感することができたと感じる。この研究活動は、異なる文化間でのSDGs活動の共有と協力を奨励し、持続可能な開発目標の達成に向けた取り組みを推進するために非常に有益であったと言える。

ベトナムハノイにてベトナム企業 Yamaguchi Vietnam 訪問調査実施報告

2023/10/26

 経済学部国際フィールドワークを受講している学生5名は、ベトナム現地企業訪問調査を実施した。「日本で就労した経験を持つベトナム人がベトナム帰国後起業して成功している企業」というテーマでハノイ経営工科大学研究者達と共同研究を行い、現地企業訪問調査?インタビューを実施した。9月4日に「Yamaguchi Vietnam」精密機械加工企業 という100%ベトナム資本の企業を訪問し、社長や社員にインタビューし、いかにしてベトナムの起業家が日本で学んだ就業経験を元に起業をし、経営を成功させているのかについて学んだ。
 この企業のミン社長は、日本にて技能実習生として働き、帰国後日本での経験をもとに自力で起業し、現在200名以上の社員を抱える精密機械加工企業に成長した。社名に山口という日本名を付けたのは、日本でお世話になった先輩の名前から社名を付けたそうで、日本名を付ける技術の信頼感を得ることに役立っているそうだ。

ベトナム企業 STI Vietnam 訪問調査報告

2023/10/26

 ベトナムハノイにある100%ベトナム企業「STI Vietnam」を9月7日にベトナム国際フィールドワーク受講学生5名が訪問し社長へのインタビュー調査を行った。
「日本で就労した経験を持つベトナム人がベトナム帰国後起業して成功している企業」というテーマでこの企業を選び、現地企業訪問を実施した。 「STI Vietnam」はITやAIを使い、生産管理を行う100%ベトナム資本の企業で、この日はフォークリフトを自動運転させる技術で製品化を進めている過程を見学調査した。フォークリフトの無人化自動走行は今後労働者不足が課題である日本企業向けへの商品としてテスト中で、日本メーカーよりも価格面での優位性がある。社長はITを日本で学んだ後、ベトナムで企業し、現在2工場に広げている。いかにしてベトナムの起業家が日本で学んだ就業経験を元に起業をし、経営を成功させているのかについて学んだ。

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