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My two-week-long experience of enhancing humanity through business.

日本全国から集まった大学生が、ビジネス課題に取り組みながら自己成長を目指すという2週間の海外インターンシップ「武者修行プログラム?」がベトナム?ホイアンで開催されました。学生たちはチームをつくり、トライアンドエラーを繰り返しながら課題解決の方法を模索し、その経験からさまざまなことを学びます。本学から参加した学生は、このプログラムから何を得て帰国したのでしょうか。

厳しいプログラムに、あえて飛び込んだそのワケは?

角田:私は経営学部なので、現地でビジネスプランを立てるという実践的なプログラムに惹かれて参加してみようと思いました。

内田:昨年夏にトロントでの英語研修に参加して、また海外に行きたいと思っていたときにプログラムのことを大学のサイトで知りました。気軽な気持ちで説明会に参加したのですが、プログラム紹介の動画を見たら海外でリアルビジネスに挑戦するというのが思った以上にキツそうで…。引いている人もいましたが、参加したら自分も変われるかもしれないと思ったのと、ベトナムに行きたいという思いも強かったので参加することにしました。

角田:私は動画を見て、逆に面白そうだと思いました。ビジネスプロセスを体験するだけでなく、サポートしてくださるファシリテーターがいて、チームづくりについても学ぶことができると知って、参加すれば必ず成長できるだろうと感じました。

人間関係に悩みながら、リアルビジネスに挑む

内田:現地で取り組んだのは、ベトナム?ホイアンにあるMLBという英語学校の入学者を増やす課題。全国各地から大学生が集まっていて、その中から3,4人でチームを組みます。初対面の人たちとチームを組み、リアルビジネスのための企画を考えてエビデンスを用意し、プレゼンするという初めて経験することばかりで、まさに武者修行のような2週間でした。

角田:本当に寝ても覚めても課題が頭から離れなくて、気が休まらない日々だったよね。取り組むうちに、学校の入学者を増やすだけではなくMLBに通う生徒のためにもなるような企画をつくりたいと考えるようになって、生徒や親御さんと積極的に関わりをもったり、自分たちの企画に対する経営学上のエビデンスを用意するために現地の人にインタビューをしたりして、リサーチには多くの時間を費やしました。チームに名城生は1人だけ。知らないメンバー同士でチームを組むのでよけいに大変でした。

内田:僕もチームの人間関係に苦労しました。うちのチームは、リーダーを買って出て引っ張ってくれる子がいたんですが、チーム内に温度差があって、最初は特にギクシャクしました。ファシリテーターにも相談して、チームメンバーとじっくり話し合い、一緒に自分のこれまでを振り返る人生グラフを書いたりして、お互いを理解しようと努めました。そうすると、「なんでこの人はこういう考え方をもっているのか」ということが分かって、素直に意見を言い合えたり、協力し合えるようになりました。

角田:私は「これを言ったらチームの雰囲気が悪くなってしまうかも」とか、「怒らせてしまうかも」と、変に気を使って本当の自分を出せずにいました。それでも、このままだと進まないと思って正面からぶつかっていったら、「マキってそういうふうに考えているんだね」と、自然と受け入れてもらえて、自分の熱意や意見をしっかり伝えるのが大切なんだと学びました。

トラブルを乗り越えて挑んだ最終プレゼンテーション

角田:プログラムの最後に、MLBの社長に向けてビジネスプレゼンテーションを行うんですが、これが一番大変でした。プレゼンの前日にチームの一人が体調を崩してしまって、その子の分まで資料づくりをすることになり、全然時間が足りませんでした。本当は英語でプレゼンをしたかったのですが準備が間に合わず、日本語でプレゼンをするになってしまったことは今でも悔やまれます。

内田:僕たちのチームは日本語と英語でプレゼンをしましたが、資料を作るのに徹夜をしたので頭が回らなくて。メンバーに「カンペがあるから大丈夫だよ」と言われたんですが、カンペを見たら「できる、大丈夫だ」としか書いてありませんでした(笑)。

角田:(笑)。トラブルはいろいろありましたが、私たちのチームはビジネスプランを採用していただくことができ、最優秀チームにも選んでいただきました。生徒数を増やすために学校のテーマソングをつくるというアイデアで、作詞や振り付けをして、MLBの先生や生徒に踊ってもらってミュージックビデオを制作しました。私たちが考えたテーマソングの歌詞は、今でも学校に貼り出してもらっています。

内田:僕たちのチームは、幼稚園や保育園で学校のビラを配り、GoogleやFacebookに広告を掲出しました。逃げ場のない海外で、未経験のビジネスに頭を悩ませたり、コミュニケーションに苦労したりと大変なことばかりでしたが、エネルギッシュで貪欲なみんなと出会えたので参加してよかったと思っています。

得がたい経験をした2週間がこれからの原動力に

角田:このプログラムに参加したことで、顧客のニーズを理解して、それぞれの立場から物事を現実的に考えるといったビジネス思考を学ぶことができました。

内田:僕はこのプログラムに参加したことで、挑戦することへのハードルが下がりました。これまでは、失敗するのが嫌で挑戦する前に諦めてしまうことが多かったんですが、今回は初めてのこと、苦手なことばかりで、なかなか思い通りにいかず何度も修正をする必要がありました。挑戦と失敗を繰り返したことで、失敗に対する恐怖心が減って、何事もとりあえずやってみようというマインドになれました。

角田:チームビルディングについても考えさせられたよね。自分を知ってもらうこと、本当の自分を見せることがいかに大切か、身をもって知ることができました。

内田:今思うとチームがギクシャクしていたときは、コミュニケーションのキャッチボールができていませんでした。相手から飛んでくるボールを投げ返していなかった。どこかで、2週間で終わるプログラムだからそこまで仲良くならなくてもいいかなと思っていたんですよね。でも、それだとチームがまとまらない。コミュニケーションの基本は、相手に興味をもつことだと気づきました。

角田:この2週間で学んだことをこれからの学生生活や社会に出てから生かしていきたいと思っています。まず今やりたいのは、英語力をつけること。今年の夏から1年間、アメリカへ交換留学に行くことが決まっているので、そこで英語力を磨いて、和杏のTOEICの点数を上回ることが今の目標です(笑)。

内田:僕のTOEICの点数は855点ですが、マキが交換留学から帰ってくる頃には900点くらいにスコアアップしていると思うので、僕も負けません(笑)。

  • ホイアンの英語学校MLBに通う現地の学生たちと(角田)

  • MLBの先生や生徒に、テーマソングのダンスを踊ってもらって撮影。ミュージックビデオをつくりました(角田)

  • ベトナム?ホイアンは夜になると、まちなかがランタンの明かりに灯されて、幻想的な雰囲気になります(内田)

  • ホイアンのトゥボン川。川沿いにレストランやカフェ、ショップなどが連なり、賑わっています(内田)

  • オフの日が一日あったので、ホイアンから50キロぐらい先の山の中にあるミーソン遺跡へ。世界遺産にもなっています(内田)

  • ベトナムのお好み焼き「バインセオ」や生春巻き、フォーなど。現地での食事はどれもおいしかった!(角田)

MESSAGE

内田(左):このようなプログラムに参加するのは向上心のある人ばかりだと思います。その中におかれることで、自分のよい点や改善点が見えてきて、価値観も変わると思います。
角田(右):参加には大学からの資金援助もあるので、ありがたかったです! 得るものがたたくさんあると思うので、構えずに参加して、いろいろなことを経験してみてください。

活動DATA

プログラム 武者修行プログラム? in ベトナム ビジネス創造2週間
渡航期間 2023年2月5日?2月20日
研修先 ベトナム?ホイアン